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■ 俳優や声優の養成所の先生が・・・
仕事柄いろいろな演技関係の生徒さんと出会ったりしますが、場所によっては
威圧的な演技の先生とか演出家っているみたいですね。
「何度言ったらわかるんだよ。なにも伝わってこないんだよ!」
「動きが硬いんだよ。もっと楽に動けよ」
とにかく怒ったり、怒鳴ったり、ヒステリックになったりする演技の先生とかいるみたいです。
「レッスンに行くのも怖い」
そんな風に思ってしまっている人もいるみたいです。
確かに芸能の制作現場の世界は厳しい世界なので、それを教えようという意図も
あるのかもしれませんが、でもそれだけだと才能って伸びていかないんですよね。
伸びるはずの才能も、あたった先生が悪くてその芽をつまれてしまったということもあるみたいです。
■ 演技ができるのが当たり前というウソ
業界あるあるですが、「演技はできて当たり前」という風潮があります。
でも、それは嘘で、演技はちゃんと訓練をして認識を高めたり、しっかりと準備をしなくてはできません。
セリフを覚えて声が出せればみんな演技ができると思い込んでいるところがあります。
学芸会のような演技だったらそれでも可能かもしれませんが、ちゃんとした演技をするなら誰でもできるものではありません。
えてして、養成所とかの怖い先生とかは俳優出身ではなく、スタッフ出身とか
演出家出身という方が多いようです。
そりゃあ、
そういう人に演技について聞いても的確な事は教えてもらえないですよね。
自分の演技の才能を伸ばすには、役者の事をちゃんと理解して、具体的にどうしたら伸びていくのかを知っている先生から教えてもらうのが一番です。
■ 演技が上達する環境とは?
芸能界の厳しさを教える為にスパルタ的な演技レッスンをしている所は確かにあります。
それはある程度上級者になってきて実践ベースでやっていく覚悟がある人には良いかもしれません。
でも、これから演技を学んで才能を伸ばしていこうと言う時にスパルタ的な環境では萎縮してしまうばかりで、十分な創造性や自由さが生れていきません。
あなたの演技を上達させる環境とは「自由さ」があることです。
その自由さとは
「こうでなくてはいけない」
「こうするべき」
「失敗してはいけない」
というものをとっぱらった柔軟性のある環境。
全てを受け入れられる環境です。
■ 「萎縮」ではなく「リラックス」
演技レッスンで生徒が委縮してしまったらなにも生まれていきません。
それこそ演技講師の自己満足とかの場になっていきます。
演技レッスンで大事な事は「失敗しても良い場」を作ることです。
「失敗したら後が無い」
というのではなく、
失敗しても大丈夫、俳優としての守られた空間であるということが大事なのです。
それでこそ本来の力が引き出されていきます。
■ 失敗しても良い環境を見つけよう
あなたが演技力をより高めていきたいなら、失敗しても良い環境を見つけましょう。
できることだけを演技レッスンでやるのではなく、できないことを何度も繰り返し挑戦できる場です。
ニューヨーク・アクターズスタジオのメンバーで名優のアル・パチーノは、若い頃、稽古やレッスンでは自分のできないことばかりを挑戦していたといいます。
そういった俳優のサンクチュアリ(聖域)を手に入れる事が俳優をより育てていってくれます。
ガチで本気の演劇ワークショップもそういった環境づくりをしています。
ではまた!
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なんばよしあきの
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