こんにちは。
演技力向上プロデューサーの並木です。
今日のテーマは、
「一流の演技を見分けるコツは何か?」です。
演技が上手な人とそうでない人の違いは何か?
という質問が、私にはよく来ます。
演技には大きく分けて2つあります。
「説明型の演技」と「体験型の演技」。
説明型は歌舞伎に代表されるような形や型でわかりやすく説明する演技。
体験型はハリウッド映画に代表されるような、俳優が役として生きて体験するです。
しかし、一流の演技者が共有しているポイントは、
これらの型に関係なく存在します。
それは「軽やかさ」です。
重いシーン、暗いシーンをいかに軽やかに演じられているか?
これが一流の演技を見分けるバロメーターとなります。
クローズしている演技、
足が地面にへばりついている演技、
空気を滞らせる演技。
これら全てが軽やかさを欠いている演技です。
軽やかさの参考例としては、チャップリンの映画がわかりやすいでしょう。
チャップリンの映画を観ると、戦争や極貧といった重いテーマでも、
観る者を飽きさせることなく引き付ける軽やかさを感じられると思います。
軽やかな演技力は生まれ持った才能だけではなく、訓練によって養われます。
ガチで本気の演劇ワークショップでは軽やかに足を持ち上げる練習から始めています。
地面に足を固定させずに、軽やかに足を持ち上げることで、
自然と身体全体の軽やかさが生まれます。
この他にも、常に開かれた状態、つまりオープンな状態を保つ訓練も重要となります。
これは自己閉鎖を防ぎ、自分を開放することで、軽やかさを身につける訓練です。
これらの認識と練習は、あなたが軽やかな演技力を身につける近道です。
ぜひ日々の訓練に取り入れてみてください。
それでは、今日はこれで終わります。
次回も演技力向上のヒントを皆さんにお届けしますので、楽しみにしていてください。