こんにちは!
演技力向上プロデューサーの並木です。
「惹きつけられる演技」を
するための役作りって
どうしたら良いと思いますか?
「役作り」というと、
体重を増減させるとか、
役に近い服装で過ごしてみるとか、
話し方、歩き方、立ち方を研究してみるとか
「外面的な部分」だけをクローズアップしがちです。
もちろんそれらも大事ですが、
それはあくまで表面的な部分で、
それだけでは観客を満足させるには不十分です。
目次
いかに役のコアを正当化するか?
実は昨日で「ガチで本気の演劇ワークショップ」の
東京夏クラスが終わりました。
課題に素直に取り組んだ生徒さんたちは
この短期間で著しい成長を遂げています。
役としての存在感が出てきたり、
目を引く個性があらわれてきたり、
観客がその世界に引き込まれていく演技が
多く見られました。
他の養成所に何年も通っても
一向に上達しなくて悩んでいた方も
わずか12回のレッスンでその突破口を
見つけ出して、どんどん成長しています。
表面的な役作りしか知らなかった人も
この演劇ワークショップを受けて、
役作りの本質をつかみ、
観客が見入ってしまう演技を
生み出せるようになっています。
その秘密は何かというと、
役のコアを「正当化」させることです。
役の欲求、欲望、価値観といった
その役のコアの部分を正当化して
自分の欲求、欲望、価値観に
変える術を身につけているからです。
外面に表れるものは、
内面にあるものから生まれてきます。
ですので、外面的なアプローチだけでなく、
内面的なアプローチの両方で役作りを
することが大切なのです。
平均的な常識に縛られない
演技がなかなか上達しない人、
何をやっても同じ演技の人の特徴は
自分の価値観が絶対的な人です。
自分の価値観に合わないものは
「フツーはこんなこと言わない」
「フツーはこんなことしない」
などと、
自分が信じる価値観の「フツー」に
縛られて、頭が固くなっているのです。
でも、その「フツー」は全世界、
全人類共通の「フツー」と
いえるでしょうか?
国や生活環境、教育環境、
家庭環境、時代背景が変わっても
「フツー」といえるでしょうか?
「正しい」は人それぞれなのです。
自分が思い込んでいる「フツーは」、
それまでの自分の教育、環境、
人間関係の中で培われた範囲での
「フツー」であって、
全世界共通ではないのです。
ここを受け入れて、
他者と自分の違いを理解し、
どうすればそこに寄り添うことができるか
を考えられると大きく変化できます。
不思議なことに、こうすることで
役者本人の「個性」も
表れ始めてくるのです。
本当の個性は、
自分が演出するものではなく、
内からにじみ出てくるものです。
この視点での役作りが
当たり前になったら、
あなたの演技はびっくりするくらい
伸びていくはずです。
この具体的なアプローチ方法や
実際の演技に落とし込む方法を知りたい方は
東京で行われている
ガチで本気の演劇ワークショップ に
参加してみてください。
これを知ると、
演技をすることが
ますます楽しく
やりがいのあるものになっていきます!