【説明の演技】と【体験の演技】

演技には2つの種類があるのはご存知ですか?
多くの人は演技には二つの種類があることを知らずに演技をしていることが多いです。

その結果、自分で頑張っている割には
その作品作りにそぐわない表現をしてしまったりするのです。
今日はこの違いを覚えておきましょう。

説明型の演技
体験型の演技

これらの違いを分けると、このようになります。

【説明型の演技】
役の状況、気持ちをセリフや動きを通して説明する演技。

セリフの言い回しを工夫したり、顔を作ったり、動きをパターン化したりする。
見ていて非常にわかりやすい反面、本当の説明型の演技は小さい頃から厳しい訓練が必要になる。

だれでも見てすぐに状況が把握できるわかりやすさを追求した演技です。
歌舞伎や京劇などがその代表例ですね。

誰が正義で誰が悪役なのか。
今喜んでいるのか、悲しんでいるのか、それを明確な形で表現する方法です。

名人といわれる人はこの明確な形の中に
一つ一つの「リアリティ」を込めることができるので多くの観客をひきつけます。
説明型の演技を究めるには一生かかっても足らないと言われています。

説明型の演技に似ていて、
影響受けた演技として【紋切り型の演技】があります。

これは形だけに走ってしまって、
なにもリアリティが入っていない演技です。
いわゆる「頑張ってるんだけど何も伝わってこない演技」

世の中に見る多くの演技は
この紋切り型の演技に陥っている印象を受けます。

それは、台本に書かれている事を演技を通して
形だけで説明しようとしている演技のことです。

役の心情をセリフの言い方で表現したり、顔を作ったり、
演技の動きに振り付けをつけたりetc
形だけでなにもリアリティがない演技。

形を見て楽しむわかりやすさを追求した娯楽系の演技に適しています。

子供向けや年配者向けには良いですが、一般向けにこの演技をしていると
【学芸会っぽい】【うそ臭い】と揶揄されることもあります。

形やアイディアで演じる演技。

【体験型の演技】
ハリウッドをはじめ世界で活躍する俳優達が実践している演技です。
役者が「役を表現する」のではなく「役として生きる」演技です。

つまり、台本に書かれた世界を想像力をつかって現実感を感じ、
その中で役として体験していく演技です。

シチュエーションに入り込みその中で体験していく。
役の深み、人間性が表れ易いという特徴があります。

代表的な演技メソッドとしては
「スタニスラフスキーシステム」「メソッド演技」「マイズナー」などがあります。

この体験の演技をするには俳優としての楽器の訓練が必要不可欠です。

・ 感じたことが体に表れやすい俳優の身体
・ 想像上の事を現実の事として受け止められる想像力
・ リラックス
・ 全ての感情を恥じずにさらけ出す能力
・ 集中力

これらを鍛えていく必要があるため、
「役として生きる」演技をする為には
一朝一夕にはできません。

ただ、そのための訓練と知識を積む事によって近づいていく事ができます。

歌舞伎や京劇などの本当の【説明型の演技】は子供の頃から厳しい訓練が必要です。
そしてそれを極めていくには一生かかっても足りないといわれています。

【体験型の演技】は、今からでも訓練と正しいアプローチを身につければどんどん自分のものにしていくことができます。
体験型の演技は心で演じる演技です。

まず、演技にはこの二つがあることをしっかり覚えておきましょう。
さて、あなたはどちらを目指しますか?

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