演技がかみ合わない理由を公開します!

● 演技がかみ合わない理由とは?

演劇ワークショップなどを行う際に
演技の悩みアンケートで
よくいただくのが

「一人で演技をしてるみたいだ」と言われる

「相手役と会話がかみ合っていない」と言われる

「ロボットみたいな演技だ」と言われる

「形だけをなぞっただけの演技になっている」といわれる

というものです。

ここに苦しんでいる人って
結構いると思うんですよね。

自宅では、
いろいろ考えをめぐらして、
役について試行錯誤する。

自分なりに
どう演じたら良いかを
いろいろ考えて
アイディアを出す。

それが
うまくできるように
自宅で自主練をする。

時には
鏡を前にして演じたり、
テープレコーダーに撮ったり
撮影したりしながら。

でも・・・

実際に
相手役を交えて
演技をすると、
自分ではできているつもりなのに、
演出家や監督から

「かみ合ってない」

「一人でやってるみたいだ」

「演技が浮いている」

と言われてしまう。

そうすると、

「ええ!?すごく練習しているはずなのに」

「自宅で練習した時はうまくできたはずなのに」

と混乱をしてしまう。

自分が思い描いた演技を
そのまま実行しようとするから
余計にぎこちなくなり、

ドツボにハマる・・・

こういう経験ありませんか?

 

ある程度
本番経験のある方なら、
「あるある!」
と思うことでしょう。

 

かくいう私も
演技メソッドを
学ぶ前までは
このドツボに
ハマりまくっていました。

頑張れば頑張るほど
ドツボにはまる。

 

まるで、
底なし沼に
足を突っ込んで
しまったような感じです。

そんな状態なので
演出家や監督から
ダメ出しを貰っても
どうして良いかわかりません。

しまいには終始、
ドンヨリしてしまいます・・・

 

では、
この底なし沼から
生還するには、
どうしたら良いのか?

知りたいですか?

 

それは・・・

 

「次回のおたのしみ!」

 

とは言いません。
ちゃんと答えます。

 

それは

「演技プランをしてしまうからです」

 

どういうことかわかりますか?

つまり、
「このセリフはこう言おう」

「この時はこういう表情をしよう。」

「このセリフを相手が行った時にこう反応しよう」

というのが
【演技プラン】です。

 

そしてこれを決めてしまうことが
「ロボット演技」の始まりです。

さらにいうと
「かみ合わない演技」
のはじまりです。

「生きていない演技」
のはじまりです。

 

まあ、
さんざんな言いようですが、
正直そうなんです。

でも多くの人は
これをやってしまう。

それはなぜか?

「知らないから」です。

なにを?

 

普段の生活の中で
私達は言い方や反応を
考えて動いていないことを
知らないからです。

 

考えてみてください。

 

それぞれの
セリフの言い方や
反応の仕方を考えてきた同士が、
自分の頭の中で考えた演技を
忠実にやろうとしたらどうなるか?

かみ合うとおもいますか?

 

相当テレパシー能力の
高い人でない限りは
難しいですよね。

テレパシーは得意ですか?

 

「・・・・。」

 

つまり、
かみ合わないパズルのピースを
一生懸命に力技で
合わせようとするから
余計にあわなくなるのです。

まずは、
この部分を
認識しましょう。

「演技プランが邪魔をしているのはわかった。
じゃあ、具体的にどうしたら良いの?」

となると思うので、
続きは長くなるので
次回話しますね。

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