演技に感情をこめるのは時代遅れ

先日、こんな質問をいただきました。

「養成所のレッスンで演技をする時に感情を込めようとすると空回りしてしまいます。 
 さらに感情を込めようとすると演技が崩壊してしまっていると言われます。
 どうすれば良いか悩んでいます。 この場合どうしたら良いでしょうか?」

あなたはどう思いますか?

演技=感情
というイメージがありますよね。

演技とは感情表現をするものだと思っている人もいるかもしれません。

ただ、「感情を込める」といういい方は実はものすごく時代遅れなんです。

なぜかというと、世界的には「感情は作ることができない」

というのが常識になっているから。

普段、感情を込めて生きている人っていますか?
いないし、そんな人がいたら怖いし不自然ですよね。

コンビニの店員が感情を込めて接客していたらどうですか?

道を尋ねたお巡りさんが感情を込めて話しだしたらどうですか?

そんな不自然なことを舞台やカメラの前でやって
今のお客さんは納得するでしょうか?

先日のニューヨーク合宿をしたときに、

ニューヨークアクターズスタジオ出身の講師の先生は
「感情を込めろ」という言葉は一言も言っていませんでした。

「感情は込めるのではなく生まれてくるもの」

これは今や世界の演劇界の常識的な認識です。
もし、あなたの演技の指導者が

「もっと感情を込めて」という言葉を使っていたとしたら

「おやおや、もしかしたら時代遅れの考え方をしているかも」と思ってください。

感情を込めるよりも
役が置かれた状況だったり、

欲求だったり、

人間関係だったり
そういったものを深めた方が良いのです。

そしてあらかじめ反応や感情や表情を用意するのではなく
そこに生まれてきたものについていくことです。

後は別途の訓練で、生まれてきた感情をスムーズに表に出せる訓練はしておかないとダメですね。

実はそこを深めていくのが本当の演技のレッスンなんです。

是非あなたも
「感情は込めるものでは無く、生まれてくるもの」と認識してください。

そして、どうやって生まれていくかをコントロールするのが
役へのアプローチの作業になります。

今日はここまで。

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