モチベーションは「感情」と同じ

演技の訓練にしろ、
役のリサーチにしろ、
稽古にしろ、
勉強にしろ、
運動にしろ、

「モチベーション」っていう言葉
よく使っていませんか?

「やった方が良いんだろうけど、モチベーションが上がらない」

「訓練した方が良いのは分かってるけど、モチベ―ションが・・・」

あなたの周りでも
そんな事を言っている人はいるかもしれません。

多くの人は勘違いしている人が多いのですが、
「モチベーション」って
自然に上がるものではないし、

モチベーションは
上がったら上がりっぱなしに
なるものでもありません。

いわゆる感情と同じ。

上がる時があれば、
下がる時もある。

人間なら誰しも同じです。

プロスポーツの選手や
オリンピックなどの
トップアスリートのインタビューなども
見てみるとよくわかります。

彼等も
「練習やりたくないなあ・・・」
「途中で家に帰りたいなあ・・・」

と思っているといいます。

でも、なぜそれを
乗り越えられているのか?

理由は
「脳」に答えを求めるのではなく、
「心」に答えを求めているからです。

「脳」「心」は目的が違います。

「脳」「生存」することを
インプットされています。

難しい事や
大変な事は避けたいし、
苦痛からは逃げたいし、
安全なところで何も波風たてることなく
「生存」を続けたいのです。

一方、
「心」「幸福」
求める為に存在します。

自分が本当にやりたい事を
見つけ出し、自分の心や魂が
歓ぶことをやろうとします。

つまり、
成功する人は「心」に聞き、
成功しない人は「頭」に聞くのです。

よく演技の先生が言っていました。

「頭に聞くな。
心に聞け。」

そう考えると、
モチベーションが上がったらからやる、
モチベーションが下がったからやらない・・・

というのはまさに
「頭」に聞いている
という事になりますね。

モチベーションに関係なく、
最初の行動をやり始めたら、
「慣性の法則」が働いて
その次の行動が
やりやすくなるものです。

モチベーションが
上がろうが下がろうが、

「演技のエクササイズを
まずは30秒だけやってみる」

といって実際にやることによって、
慣性の法則が働き、

気が付いたらちゃんと
訓練していたりするのです。

その積み重ねが
本当の実力になっていきます。

時には大きなモチベーションと決断力が
必要な時もあるでしょう。

例えば、
「新規で演技レッスンに参加する」

「オーディションに応募する」

「新しい分野の勉強をはじめる」

そんな時に大事なのは
「72時間の法則」です。

「やろう!」と思った時に
72時間以内になんらかの行動が
できなかった人は、その後も
行動をしないという研究結果が
あります。

一方で、
72時間以内に何らかの行動を
した人は「慣性の法則」が働き、
大きな成長につながりやすいのです。

72時間の法則を覚えておきましょう。

今日はここまで。

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ぎゅっと凝縮して演技力の成長を
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