役としての過去の経験をしてみよう

あなたは、役へのアプローチをする時、どんな方法を使っていますか?
ただ頭で考えるだけで終わっていませんでしょうか?

頭で考えるだけでは限界があります。
俳優は自分の頭を過信してしまいがちですが、
頭で考えたことと、実際に体感していることは
役へのアプローチの際の実感レベルがまるで違います。

そこであなたにお勧めの方法があります。
それは経験ベースにアプローチをしていくのです。

役が以前に体験した事、台本に書かれていることを、体験できることはなるべく体験してみましょう。

体感、体験をしておくことは、セリフのリアリティに違いをもたらします。実感が違います。

また、知らない言葉はインターネットなどを使ってきっちり調べましょう。

関連書籍、その台本に書かれている時代背景に関する本、テーマに関する本などをしっかり読みましょう。

また、そのテーマの体験者がいたらインタビューを申し込みましょう。
ブログなどで検索すると、いろいろな体験者がいるので、そういう人から生の声を直接聞きに行ったりすることも役へのアプローチにつながります。

目次

演技における最大の敵とは?

演技において曖昧さは最大の敵です。
すべて事細かに具体的におこしていくことです。

ただ、現実世界ではなかなか体験できないこともありますね。
すぐに体験できることには限界があります。

犯罪に関することだとか、時代が違う場面、相当にお金がかかることなど。

その場合は、インプロビゼーション(即興)を使ってアプローチしてみましょう。

何度もインプロビゼーションを繰り返していく事で、役の核がつかめたりします。

ただし、表現の為に行うのではなく、自分中に何が生まれるかを体験する為に行いましょう。

インプロビゼーションのやり方

インプロビゼーションのやり方ですが、簡単な設定をします。
「始まり」「終わり」を決めます。

スタートしたら、終わりに向かって即興を行います。

その中でいろいろなことを試してみましょう。
役の言いそうなニュアンスの内容をいろいろ試してみましょう。

その即興の中でいろいろ体験したいこと、言ってみたいことをやってみて、自分の中に何が起こるのかを観察しましょう。

そうやって、想像力を使ってアプローチすることも大切です。
役へのアプローチは心と体を使って行う物です。

決して机の上の作業だけで終わらせないようにしてくださいね。

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