3流は周りと比べ、1流は昨日の自分と比べる

演技でもダンスでも歌でも
レッスンや稽古をすると
どうしても他人と比べたくなります。

「あの人は私よりうまい」

「あの人には勝てそう」

「あの人ばっかり褒められて、私は・・・」

そうやって
他人と比べれば比べるほど
苦しくなったり、
モヤモヤしてきたり、
やる気を失ってきたりします。

でもそれって
本当に次につながることでしょうか？

人は結構、
「コントロールできない事を
コントロールしよう」とします。

他人はコントロールできません。

人が感じるストレスのほとんどは
コントロールできないことを
コントロールしようとして、
コントロールできないことに
ギャップを感じることから
生まれたりするんです。

一方、
一流の人とか
何かを成し遂げた人が
共通して言うことは
「他人と比べない」ということ。

つまり
自分でコントロール
できないことに
あたふたしないこと。

それこそ時間とエネルギーの無駄。

そうではなくて、
比べるのは昨日の自分、
過去の自分の限界しかない。

過去の自分と比べて
一歩進めたかどうか。

自分の中にある秤をつかって
過去の自分をちょっとでも
越えたかどうかしか
本当のところはわからない。

その小さな積み重ね。

過去の自分の限界を
1センチでも
1ミリでも超えていく。

その積み重ねが
その人を成長させていく
のだと思います。

そうすると気が付くと
「あ、自分は随分と
こんなところまで来てしまった」

という高みに上っていたことに
気付きます。

これは、多くの成功者たちが
異口同音に言っている事です。

だからあなたが
「もっと演技が上手になりたい！」

「もっと喜ばれる演技がしたい！」

と思うのであれば、
他人と比べるのは
辞めましょう。

それよりも
昨日の自分を一歩でも
越えていく努力を
毎日積み重ねてみることに
シフトしてみましょう。

一気に高みに上ろうとすると
必ずひずみが出ます。

だからこそ
一歩一歩着実に
小さなことを積み重ねて
いきましょう。

それは例えば
演技について知識を深める事、

俳優の楽器の訓練を続ける事、

声の質を高める事、

役へのアプローチを深める事、

感性を磨いてより役との共感力を強める事、

などなど。

昨日の自分と比べることは
沢山ありますよね。

自分が何に集中すれば良いか？
自分のどこを超えていけば良いか？

それがわかってくると
毎日の成長が楽しみになっていきます。

とはいえ、
人は一人では成長できません。

同じ志を持つ仲間、
成長を促してくれる師匠、
何度も挑戦できる環境、

この３つが必要不可欠です。

この３つを確保しながら
昨日の自分を超えていきましょう。

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