演技とは
つきつめていくと
「人生」そのもの
となります。
役の人生を
役が代わりに
生きてあげて、
その人生を
観客に伝えていく芸術です。
「深い演技」とは、
人生の深みを
感じられる演技のことです。
この人生の深みを
軽やかに演じられる人
のことを「名優」
と呼ぶのです。
世界で活躍している
「名優」たちの演技をみると
それをとても感じます。
では、
私達がそのような演技に
近づくには
どうしたら良いか?
もちろん
訓練は大事ですが、
それ以上に大事
なものがあります。
それが
「人生経験」
いろいろな体験や
感情の起伏を
実人生で感じた人ほど、
役の深みに
共感しやすいんですね。
「そうそう、そうなんだよ」
「あ、わかるその感覚」
単に小手先や感覚で
「表現」するのではなく、
役の人生に
深く共感共鳴し、
役を愛おしく思うことです。
どんな役だとしても。
では、
「俳優修業」として
どんなことを心がけていけば
よいのでしょうか?
まずは
実人生の中で
いろいろな事に挑戦したり、
首をつっこんでみることです。
いろいろなものに
興味を持って、
実体験をしていくことです。
体験に勝るものはありません。
たとえば、
いろいろな事に挑戦し、
いろいろな感情を味わい、
いろいろな体験をしている人が
演じるものと
実人生では何も挑戦せず、
「危ない」
「失敗したらどうしよう」
「ダメだったらどうしよう」
とばかり考えて
挑戦する前から
諦めている人の演じるもの
だったら、
どっちが面白いと
思いますか?
もちろん
前者ですよね。
演技というものは
面白いもので、
どんなに取り繕っても
その人の生きざまが
演技に表れていきます。
普段どんな風に
生きているかが
演技の中に
滲みでてしまう
ものなんですね。
あなたの人生が豊かになれば
自然と演技は良くなっていきます。
興味を持ったものは
やってみたら良いです
会いたい人がいたら、
会いにいったら良いです
好きな人がいれば
告白すれば良いです
行きたいところがあれば
行ってみたら良いです
もちろん、
結果が思い通りではなく、
残念なものに終わって
しまうこともあるでしょう。
でも、
何もしなかった人と
比べれば大きな財産を
手に入れたことになります。
その経験や体験から学び、
次に進んでいけるのです。
挑戦することを
やめないことです。
挑戦することを
楽しむことです。
その人生経験とともに、
確かな技術と
訓練された心と身体があれば
あなたの演技はますます
良くなっていくことでしょう!
挑戦することを
恐れないことです。