目に見える部分より見えない部分を改善した方が早い理由

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こんにちは
演技力向上プロデューサーの並木です。

私達の周りには
「目に見える部分」と
「見えない部分」があります。

たとえば、
私達が生活している今の現状。

大好きな人達に囲まれて、
周りからも愛されて
大好きな仕事をして
いっぱいお金を稼いでいる人がいます。

一方で
愚痴、不平、不満で頭がいっぱいで、
やりたくない仕事をやり、
そこそこの給料に甘んじている人もいます。

生きている世界はそれぞれ同じですが、
それぞれの人達の「現実」は異なります。

この「現実」を形作っているのは何か？

これを形作っているのが
「目に見えない部分」です。

つまり、
どんな「あり方」で生きていて、
どんな「感情・思考」が生まれるから
どんな「行動」をしているか

が違っているのです。

だから、生まれている現実が人それぞれ違う。

つまり、
「目に見える部分」の裏側には
「目に見えない本質」があったりするわけです。

うまくいっているひとは、
上手くいっている人の在り方をして
上手くいっている人の感情、行動をしているから
うまくいっているのです。

そうでない人は
そうでない現実を作ってしまう
あり方、感情、思考、行動をするから
相応の現実が生まれています。

世の中は目に見えている部分だけが全てなわけなないのです。

じゃあ、
これを「演技」に当てはめてみましょう。

良い演技をする為には何が必要か？

これも
「形」だけがすべてじゃないんですよね。

上手い人の声真似や演技の動きや表情を
真似て演技したところで「本質」ではないわけです。

単なるモノマネ、ツギハギ演技。

しかも、自分のコアと合っていないから
どこか上滑りしてしまったりするんです。

じゃあ、
まず何が必要かといったら、

「演技の認識」です。

●　演技するってどういうこと？
●　なぜリラックスが大切なの？
●　俳優の楽器っていったい何？
●　役へのアプローチって具体的に何？
●　役を生きるってどういうこと？
●　相手役と感応するってどういうこと？
●　フォーカス・コントロールってどういうこと？
●　なぜ、それが必要なの？
●　俳優の役割って何？

こういったことがちゃんと認識できているかどうか？
いわゆる「目に見えない部分」ですね。

こういったコアをしっかりして
演技の訓練や稽古をするから
より良い演技になっていくのです。

目に見えない部分をちゃんと深めているからこそ、
そこから生まれてくる演技が人の心をつかむのです。

これらの認識は
いくらたくさんの「ペライチ台本」や
「エチュード」をやってもなかなか身に付きません。

たくさん現場を踏んで
数をこなして慣れていけば
よいわけでもありません。

もっとも、
コンスタントに20年以上第一線の
現場を踏めるチャンスに恵まれている人なら
やっているうちに気付けるかもしれません。

でも、そんな状況ってなかなか無いですよね。

しかも、時代の変化の速いこの時代に
現場をたくさん踏みながら認識を高めていくって
なかなか難しいんです。

そんな時代だからこそ
「ショートカット」が必要です。

本質のコアに直接アプローチする。

これまでたくさんの人が試行錯誤して
確立してきた演技の認識とメソッドを
直で学んで実践することなんです。

それが本当の近道だし、
近道を行くから、
観客のお客さんにいち早く
上質な演技を見てもらう事ができるわけです。